毒と薬

戦前のSPレコードがおしゃれに甦る〜ぐらもくらぶの活動(その1)

Varius Artists『六区風景 想ひ出の浅草』

Varius Artists『六区風景 想ひ出の浅草』

わたしは双寿会のゼネラル・マネージャーの仕事のほかに、音楽ライターの仕事をしていることは前にもお話ししました。
洋楽にくわしい人ならばご存じかと思いますが、『ミュージック・マガジン』と『レコード・コレクターズ』という老舗のポピュラー音楽批評誌で、かれこれ10年ほど、ほぼ毎月書かせてもらっています。

わたしの担当は「ワールド・ミュージック」
アフリカとラテン・アメリカのポピュラー・ミュージックが得意分野ですが、近ごろではアラブ、トルコ、ヨーロッパ、東南アジアなどのポピュラー・ミュージックについての依頼もちょくちょく受けています。

そんなわたしが、この6月発売の『ミュージック・マガジン』7月号で日本の庶民芸能について書かせてもらいました。 明治・大正・昭和と、日本の庶民芸能のメッカとして栄えてきた大歓楽街「浅草六区」にゆかりの芸人や歌手たちの貴重な録音を78回転SPレコードから復刻した2枚組CD『六区風景 想ひ出の浅草』(ぐらもくらぶ G10010/11)の紹介記事です。

録音年は明治末〜昭和30年ごろですが、全35トラック中30トラックが大正〜昭和ひとけた。今から80〜100年も前ですから、豊寿苑のご利用者でさえも子どもだったか、生まれる前の歴史的な録音集です。

2014.06.17 | 音楽とアート

春日井西高吹奏楽部〜ワンダフルなコンサート

オープニング・ナンバーを真剣に聞き入るみなさん

オープニング・ナンバーを真剣に聞き入るみなさん

平成26年6月14日、快晴。
今年も春日井西高校吹奏楽部のみなさんがコンサートに来てくれました。

今回は昨年よりスケールアップ。 トランペット、トロンボーン、サックス、クラリネット、ホルン、チューバといった金管楽器を中心に、ドラムス、ティンパニ、マリンバ、ボンゴなどの豊富なパーカッション、初参加のエレキベース、コントラバス、キーボードなども加わった約60人からなる大所帯。

全国吹奏楽コンクールの課題曲で幕を開け、北島三郎の「祭り」、坂本九の「見上げてごらん夜の星を」「幸せなら手をたたこう」、静かなキーボードのみを伴奏に全員で合唱した「ふるさと」、ももいろクローバーの「行くぜっ!怪盗少女」、40代半ば〜50代半ばには懐かしい英国のガールズ・グループ、ノーランズのヒット曲「ダンシング・シスター」、そしてアンコール2曲と、歌あり、ダンスあり、ボディ・アクションありの、元気いっぱい、迫力満点、息つく暇もなく、若さのパワーで一気に駆け抜けた約45分でした。

お年寄りとのコラボによる「幸せなら手をたたこう」

お年寄りとのコラボによる「幸せなら手をたたこう」

「行くぜっ!怪盗少女」では元気にダンス

「行くぜっ!怪盗少女」では元気にダンスを披露

当苑での春日井西高校吹奏楽部のコンサートは今回で6回目。2年ブランクがあったので8年のおつき合いです。
顧問の橋本先生にいたっては、先生が小牧高校に赴任しておられた98年12月からのおつき合いです。足掛け17年! ここまで来ると「歴史」ですね。先生、ありがとうございます。

コンサートの内容もさることながら、生徒さんたちのことでいつも感心するのは、自分たちの楽器やイスなどの準備や後片付けの手際がとてもよいことです。
しかし、そのこと以上に、一人一人のあいさつがしっかりしていてマナーがとてもいいのには感心するばかりです。コンサート後もお年寄りのそばに歩み寄って感想を聞くなど、ふれあいの時間まで作ってくれました。お世辞抜きで「ワンダフルなコンサート」でした。

コンサート後のふれあいタイムの様子

コンサート後のふれあいタイムの様子

春日井西高校吹奏楽部のみなさん、お疲れさま。本当にありがとうございました。
来年もぜったいに来てください。

2014.06.16 |

「花の日」に小牧幼稚園の子どもたちが来苑

ph_花の日

子どもたちの元気な歌声に心を和ませるお年寄りのみなさん

豊寿苑と塚原外科・内科の道路をはさんだ向かいに小牧幼稚園があります。

幼稚園では毎年6月を「花の日」、11月を「収穫祭」として、年長組のみなさんが慰問に来てくれます。

今年もおおぜいの子どもたちが花束を持って苑に来てくれました。
花の歌を元気にうたったあと、子どもたちはお年寄り一人一人に自分たちで作った折り紙の首飾りをプレゼントすると、そのまま対面で歌に合わせてスキンシップ。このときばかりは日頃は「仏頂面(ぶっちょうづら)」のおじいちゃんも思わず「相好」を崩してしまいます。

毎度のことながら「子どもに敵うリハビリはなし」と実感してしまいました。

2014.06.11 |

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