双寿会からのお知らせ

新型コロナウイルスの感染状況について(続報5)

これまでの経緯

12月10日(木)、当施設の看護職員の新型コロナウイルス感染が判明しました。

保健所が本人への行動歴等を調査した結果、当施設の入所者(通所利用者も含む)および介護従事者は濃厚接触者に当たらないとの判断でした。

念のため、同日中に、併設医療機関が保健所から委託を受けて「行政検査」として、施設で発熱症状のある方、発症直近に本人と接触があった入所者と医療介護従事者から順に、PCRと抗原の全員検査(入所者90人、職員77人)をおこないました。

12月24日(木)までに、以下の10人に陽性が確認されました。

12月11日(金)午後8時 入所者3人(2階2人、4階1人)
12月12日(土)午後3時 入所者1人(2階)
12月13日(日)午後6時20分〜7時 入所者3人(2階1人、4階2人)
12月16日(水)午前8時30分 入所者2人(2階)
12月21日(月)正午  入所者1人(2階)

21日(月)の入所者はPCR検査では陰性でしたが、その後、発熱があったため抗原検査をしたところ陽性反応が出ました。

3階の入所者、前述の看護職員1人を除く職員は、全員陰性でした。

24日現在、当施設では陽性者6人の方々が一般の生活領域から隔てられた居室で療養され、どなたも状態は安定しています。このうちの4人はPCR検査によって初めて陽性が判明した方々で元々無症状でした。

3階全域と、一部感染者区画を除く4階については日常生活を取り戻しつつあります。

2階も現在は落ち着いていますが、「マスク着用」「こまめな手洗い」「ソーシャル・ディスタンス」という基本的な感染防止対策を理解し自ら行動規制できない方々が中心であることから、16日に陽性が判明するまで無症状だった方からの新たな感染者が出ないとも限らない状況です。

ご承知の通り、新型コロナウイルスの患者が入院できる病床が逼迫していることから、当施設で感染者が出てもなかなか転院を受け入れてもらえないのが現実です。

そのため、当施設の看護・介護職員が、連日、防護服、マスク、フェイスシールド等を着用して病院に準じた医療的処置や介護業務をおこなっています。当施設が厳戒態勢を敷いて10日余りたって、職員も疲労の色が隠せなくなっています。どうかお汲み取りください。

目下、年内の収束をめざして、25日(金)には専門業者による消毒作業を実施します。

通所リハ(デイケア)は、21年1月6日(水)からの再開を目標に準備中です。

重ね重ね、ご利用者ならびにご家族、関係諸機関に対して多大なご迷惑とご心配をおかけしていますことを心からお詫び申し上げます。

老人保健施設 豊寿苑
GM 塚原 立志

電話(0568)71−8281
HP:http://www.soujukai.or.jp

2020.12.24 |