双寿会からのお知らせ

祈ることの意味〜梅雨の季節神事「竜神祭」

 

雨に入った6月10日。
豊寿苑庭園の松の樹下にある小さな祠の前で、毎年恒例の竜神祭をとりおこないました。
毎年、雨を心配してテントを張るのですが、この日はめずらしく晴天に恵まれて、午前中にもかかわらず暑いぐらいでした。
いつものように小牧神明社の宮司さんにお越しいただき祝詞を上げていただきました。
そのあと、お一人お一人、祠の前で榊(さかき)をお供えをしてお詣(まい)りしました。
ご神体は八大竜王(はちだいりゅうおう)といいます。
雨乞いの神様として知られ、古くからある蛇の民俗信仰に密教的な信仰が混じり込んだ典型的な神仏習合です。
この竜神さんといい、先日、ご紹介した豊川稲荷さんといい、豊寿苑の庭に立つ六地蔵さんといい、格は高くありませんが、人びとの生活の身近なところにいる神様や仏様です。
運命は自分で切り開くものですが、それでも老いや死は避けられないのだから、あとは祈るしかない気がします。祈ることでこの苦しみが少しでも和らぐならば、いいことだと思います。
私も、むかしは形式的に柏手を打ったり手を合わせたりしていたのですが、いまは心を込めて、というより、できるだけ心を空っぽにして神様や仏様と対しています。
祠の前に榊(さかき)を供え心を込めて手を合わせる入所者の方

祠の前に榊(さかき)を供え心を込めて手を合わせる入所者の方

梅雨に入った6月10日
豊寿苑庭園の松の樹下にある小さな祠の前で、毎年恒例の竜神祭をとりおこないました。

毎年、雨を心配してテントを張るのですが、この日はめずらしく晴天に恵まれて、午前中にもかかわらず暑いぐらいでした。

いつものように小牧神明社の宮司さんにお越しいただき祝詞を上げていただきました。
そのあと、お一人お一人、祠の前で榊(さかき)をお供えをしてお詣(まい)りしました。

ご神体は八大竜王(はちだいりゅうおう)といいます。
雨乞いの神様として知られ、古くからある蛇の民俗信仰に密教的な信仰が混じり込んだ典型的な神仏習合です。

雨よけのテントがこの日は日よけになりました

雨よけのテントがこの日は日よけになりました。画面奥には六地蔵

この竜神さんといい、先日、ご紹介した豊川稲荷さんといい、豊寿苑の庭に立つ六地蔵さんといい、格は高くありませんが、人びとの生活の身近なところにいる神様や仏様です。

運命は自分で切り開くものですが、それでも老いや死は避けられないのだから、あとは祈るしかない気がします。
祈ることで、生きることのつらさや苦しさが少しでも和らぐならば、と思って施設の各所に小さな神サマや仏サマをお祀りしています。

私も、むかしは形式的に柏手を打ったり手を合わせたりしていたのですが、いまは心を込めて、というより、できるだけ心を空っぽにして神サマや仏サマと対しています。

2015.06.29 | 歳時記