双寿会からのお知らせ

新型コロナ〈収束〉報告

昨年12月初旬、職員の新型コロナウイルスの感染をきっかけに、全入所者と職員の計約170人のPCR検査・抗原検査を実施したところ、計10人の入所者に陽性反応が出ました。

このうち、2人は転院できましたが、その他の8人については入院先が決まらず施設内で療養いただくことになりました。

昨日(1月6日)、12月21日に陽性が判明した最後のお1人の入所者について、2度のPCR検査をおこない2度とも陰性になりました。

これをもって、当施設での新型コロナウイルスのクラスターは事実上 〈収束〉 しました。
「完全に終わる」という意味での 〈終息〉 宣言は、来週いっぱいまで様子を見ながら判断します。

感染症対策のための設備も備品も十分でない老人保健施設で、感染症の専門的な指導を受けていない看護師や介護職員たちが、慣れない防護服とフェイスシールドなどで身を固め、陽性者の隔離されているフロアに上がっていく後ろ姿は見送る時はいつも心が痛みました。

保健所や県や市は、防護服などを提供いただくことはあっても、対応については施設に丸投げという状況の中、連日の緊張と超過勤務に身も心もヘトヘトになりながらもがんばり続けたスタッフたちのおかげで、こうして 〈収束〉 を迎えることができましたスタッフの皆さんにはどんなに感謝しても感謝しきれません。ありがとうございました。

令和3年1月7日
GM塚原立志

入所者全員が陰性に
昨年12月初旬、職員の新型コロナウイルスの感染をきっかけに、全入所者と職員の計約170人のPCR検査・抗原検査を実施したところ、計10人の入所者に陽性反応が出ました。
このうち、2人は転院できましたが、その他の8人については入院先が決まらず施設内で療養いただくことになりました。
昨日(1月6日)、12月21日に陽性が判明した最後のお1人の入所者について、2度のPCR検査をおこない2度とも陰性になりました。
これをもって当施設での新型コロナウイルスのクラスターは事実上〈収束〉しました。
「完全に終わる」という意味での〈終息〉宣言は、来週いっぱいまで様子を見ながら判断します。
感染症対策のための設備も備品も十分でない老人保健施設で、感染症の専門的な指導を受けていない看護師や介護職員たちが、慣れない防護服とフェイスシールドなどで身を固め、陽性者の隔離されているフロアに上がっていく後ろ姿は見送る時はいつも心が痛みました。
保健所や県や市は、防護服などを提供いただくことはあっても、対応については施設に丸投げという状況の中、連日の緊張と超過勤務に身も心もヘトヘトになりながらもがんばり続けたスタッフたちのおかげで、今日こうして〈収束〉を迎えることができました。スタッフの皆さんにはどんなに感謝しても感謝しきれません。ありがとうございました。
令和3年1月7日
GM塚原立志

 

追記

菅総理は、1都3県での緊急事態宣言の発令に伴う今日夕方の記者会見において、コロナ患者を受け入れた医療機関への援助を強調していましたが、私たち老健は、トリアージ(命の優先順位)の末端としてコロナ陽性者をほとんど自分たちだけでケアしなければならないにもかかわらず、報酬面ではほとんど報われていません。介護老人保健施設には医師と看護師が常駐するとはいえ、あくまでも療養施設であって、一般の病院のような治療設備も人員配置もないということを噛みしめていただきたいと強く思います。

 

2021.01.07 |