
Poison & Medicine ブログ 毒と薬
2025.10.22
歴史と文化
「お馬祭り」にも少子化の影響が‥‥
令和7年10月12日(日)。
小牧神明社の秋祭り「南宮・天王祭」がおこなわれました。
昨年、くわしく解説したように、「南宮・天王祭」は別名「五本棒オマント祭」または「お馬祭り」と呼ばれています。

山車が登場する神明社の「春祭」と「秋葉祭」は町家が中心でしたが、こちらは農民のお祭りでした。
農耕馬に馬の塔(オマント)と呼ばれる豪華な馬具を背負わせ、子どもたちが先導して町内を練り歩き小牧神明社に奉納します。
当苑の駐車場はその途中の休憩所になっています。

午前10時過ぎ。
尾張初代徳川義直候作と伝えられる猿の絵の旗(複製)を先頭にオマント行列が豊寿苑に到着しました。

豊寿苑駐車場では40、50人のご利用者が出迎えました。

今年のおうまさんはおとなしく、ご利用者から次々と差し出されるニンジンをペロリと食べてくれました。

以前は、馬につないだ綱につかまってやってくる大勢の子どもたちが、おうまさんと並んで、ご利用者をたいそう喜ばせたものですが、少子化の影響か、年々、その数が減って存在感が薄くなったことを少しさびしく思いました。
