Poison & Medicine ブログ 毒と薬
2026.11.6
歴史と文化
小牧
地域とのふれあい「五本棒オマント祭」
令和8年10月11日(日)、小牧神明社の秋の大祭「南宮・天王祭(なんぐう・てんのうまつり)」、通称「五本棒オマント祭」がおこなわれました。
小牧市指定無形民俗文化財「五本棒オマント奉納神事」であるこの祭りの由来については、一昨年のブログでくわしく紹介しました。

秋の収穫を終えると、かつては各部落から馬の背に載せてたくさんのオマント(馬の塔)が奉納されました。そのなかで、当苑がある東町区のオマントは「五本棒オマント」といって別格の扱いでした。
現在は農耕馬がいなくなったことから、地区の子どもたちが獅子頭を手に町内を練り歩き神明社に向かうようになりました。唯一、東町区の「五本棒オマント」だけが馬を借りてきて奉納を続けています。
当苑の駐車場はオマント行列の休憩場所になっています。
午前10時過ぎ。ホイッスルの音が徐々に大きくなると、尾張初代徳川義直候が描いたと伝わる猿の絵の旗差(複製品)を掲げた足軽姿の若者たちを先頭に、馬丁(ばてい)さんに伴われハナ馬が姿を現しました。

その後ろに紅白の綱を握った法被(はっぴ)姿の子どもたちが続きます。

行列は駐車場で横に一列に並んだご利用者たちの前をゆっくりと通り過ぎていきます。昨年までは、このあとご利用者が馬にニンジンの餌付けをしたのですが、今年から馬主さんの要請で餌やりは中止になりました。

その代わり、地域の子どもたちとのふれあいタイムを設けることにしました。区長に相談し、急きょ決定したものでしたが、子どもたちと握手をするご利用者の満面の笑顔が印象に残りました。

ノーマスクの子どもたちとスキンシップすることにナーバスになっているスタッフもいましたが、屋外でのほんの数分間の接触まで制限してしまってはご本人たちがあまりに不憫です。
豊寿苑は療養のための介護施設であり、治療のための病院ではありません。