豊寿苑夏祭り2011
【日 時】
平成23年8月20日(土)午後6時〜9時
※雨天時21日(日)順延
【場 所】
老人保健施設豊寿苑一般駐車場(小牧駅東口南へ歩1分)
※入場無料
※当日は駐車場がご利用いただけません。お車でお越しの場合は市営駐車場をご利用ください。
【内 容】
今年で17回目となります。毎年550人以上もの人たちが集い、いまや「豊寿苑の」というより「地域の」恒例行事となりました。盆踊りほか、子どもたちが大好きな夜店、ゲーム、見世物小屋など懐かしい「昭和」の風景にあふれています。今回の標語は「ぼくらはくじけない」。先行きの見えない不安な時代だからこそ、この日ばかりはすべてを忘れて、遊んで、踊って、笑って、はじけてください。
【問い合わせ】
老人保健施設豊寿苑 担当:川邉(かわべ)
小牧市中央二丁目185番地
電話(0568)71-8281
FAX(0568)76-1498
Email: soujukai@soujukai.or.jp
11月27日、当苑文化祭の関連行事『豊寿苑職員対抗歌合戦〜流行歌でたどる昭和の歩み』を、大好評のうちに終えることができました。
昨年は、新国劇の定番『国定忠治』の有名な赤城山の別れの場面を上演しました。
今回は、『国定忠治』や8月の夏祭りなどでは表に立つことがなかったスタッフを中心に出演してもらいました。
今回の企画のねらいはこうです。
(1) 昭和の初めから34年まで、時代を映す鏡としての流行歌のヒット曲を年代順にとりあげ、ご利用者に往年をなつかしんでいただく。
(2) おさえておきたい基本の流行歌をスタッフにマスターさせる。
(3) 大勢のひとたちの前で自己表現する経験をスタッフにさせる。
内容は、ジャズのビッグバンドを伴奏にした昭和30年代の歌謡ショー風の仕立てとし、前半は戦前戦中編8曲、後半は戦後編11曲の二部構成。出演したスタッフは、各職種から総勢25名でした。
「退屈させない」をモットーに、お年寄りならだれもが聞いたことがある曲からなる、よどみのない流れるようなメドレー仕立てのメリハリの利いた構成を心がけました。
また、ステージ脇のスクリーンにはパワーポイントで歌詞を大写しにして、いっしょに歌ってもらえるように配慮しました。
わたしは燕尾服を着て司会進行も担当。スタッフたちは曲のイメージに合わせて、ドレス、スーツ、着物、股旅姿、軍服、チャイナドレス、学生服とセーラー服、白衣と看護婦の衣装、真知子巻き、アロハシャツ、祭りのはっぴ姿など、思い思いに趣向を凝らしました。
選曲とMCはもとより、前半は玉音放送で終わらせ、休憩時間中は進駐軍のジャズ・バンドをBGMに使うなど、音楽マニアで音楽ライターのはしくれとして恥じない内容にはしたつもりです。そこいらの介護施設のカラオケ大会に毛が生えた程度のものとはくらべてほしくないと自負しております。
なによりも、歌ってくれたスタッフたちがみんな生き生きと輝いていて本当にすばらしかった。歌がうまいの、うまくないのの問題ではなくて、『演ずること」「自分を燃焼させること」「やりとげること」の喜びをすこしは感じてもらえたのではないでしょうか。
そして、ご覧になったご利用者からの「よかったよ」「すばらしかったよ」の賛辞の嵐がスタッフたちをどれだけ励ましてくれたことでしょう。
余談ですが、1月号『ミュージック・マガジン』のアルバム紹介で、わたしはアラブ歌謡の女王ファイルーズの8年ぶりの新作『望み』について書くことになりました。
そのために、ひさしぶりにファイルーズのアルバムを聞いたところ、ハスキーで落ち着いた深みのある歌声が、今回のステージで「君の名は」を歌ってくれた本部の後藤さんと似ていることに気づきました。
後藤さん、今度はぜひ、ファイルーズの「アレキサンドリアの浜辺」‘Shat Iskandaria’ をアラビア語で歌ってください。
2010.12.01 |
音楽とアート
『こまき歴史探訪の日』(11/20〜23)の関連イベントとして、11月23日、名鉄小牧ホテルにおいて、特定非営利活動法人尾張小牧歴史文化振興会の主催で「講談師がつづる信長のまちづくり」が開かれました。
その日の午前中、出演される講談師の一柳斎貞花師匠と貞窓女史とが、急きょ、慰問にお越しいただくことになりました。
50数名のご利用者を前に、貞窓女史は「山内一豊の妻、出世の馬揃え」、貞花師匠は「赤垣源蔵、徳利の別れ」の一席を語っていただきました。
なかでも、討ち入りの前、これが今生の別れと、徳利一つぶら下げて、兄の塩山伊左衛門宅を訪ねるも、兄のお不在を知り、兄の羽織を代わりに見立てしみじみと一人手酌で酒を呑む赤垣源蔵の風情と、一転して、吉良邸に討ち入る赤穂浪士たちの切迫感あふれる情景が、師匠のメリハリの利いた語りによって目に見えるようでつくづく感心してしまいました。
言葉で伝えるとは、管総理のように、相手を見ないでうつむいたまま、一字一句まちがえないように官僚が用意した文書を読むことではなくて、状況に応じて話の速度と強弱を調整し、眼力、表情、全身を使ったパフォーマンスであることを教えられたような気がしました。
11月10日、12日、16日、17日の4日間にわたって、小牧小学校6年生の生徒さんたちがクラスごとに来苑し、お年寄りのみなさんと交流しました。
平成16年からはじまったこの交流会、いまでは当苑にとっても、おそらく牧小にとっても、欠かせない恒例イベントになりました。
生徒さんたちはクラス(約30人)ごとに思い思いの出し物を考えてきて、その成果をご利用者(参加者約70人)の前で披露します。
メニューは、おおむね、歌、リコーダー演奏、寸劇、踊り、器械体操というところ。はじけるような元気なパワーをたくさんもらいました。
なかでもご利用者に喜ばれるのは、なんといっても、生徒さんとの1対1のスキンシップです。
みずみずしくて弾力性のある手やほっぺにふれただけで、感きわまって泣き出してしまうご利用者もちらほら。
最後は、一人一人のご利用者と握手してもらって別れるのですが、このときには生徒さんの7〜8人は感動のあまり涙を流しています。
この涙は、見ず知らずのおじいちゃんやおばあちゃんが、こんなにまで喜んでくれて、こんなにまで慈しんでくれたことへの感激だと思います。
思春期のかれらが社会とつながっている実感がもてた最初の瞬間なのでしょう。
11月2日、すぐそばにある小牧幼稚園の年長組の園児さんが、大ぜいで「収穫祭」のくだものをもって訪ねて来てくれました。
元気な歌のあと、おじいちゃんとおばあちゃんに手作りのプレゼントをお渡して、ふれあいタイム。かわいくて、愛しくて、ご利用者の表情はくずれっぱなし。
「泣く子と地頭には勝てない」といいますが、どんなにヴェテランの介護士でも「子どもと食べ物には勝てません」。