つまずいて手をつく、くしゃみをするなど、
わずかな衝撃で骨折しやすくなる「 骨粗しょう症 」。
直接、生命をおびやかす病気ではありませんが、
骨折により介護が必要になる場合もあります。
骨粗鬆症は、痛みなど
自覚症状がないことが多いので、
定期的に骨密度検査を受けるなど、
日頃のチェックが大切です。
チェックの方法は簡単です。
当院では、X線で手の骨を撮影し、骨密度を測定します。
骨粗しょう症の治療薬は、
骨吸収を抑制する薬 「 ボンビバ静注 」 でおこないます。
治療頻度は月1回、1回の注射は短時間で終わります。
ボンビバ静注による治療を3年間続けた結果、骨量が増え、
腰の骨(腰椎)や足のつけ根(大腿骨近位部)の
骨折の可能性が少なくなることが報告されています。
定期的なチェックと治療の継続で、
骨折のリスクを軽減し、健康な生活を送りましょう。